驚いた!
「スターウォーズ 帝国の逆襲」のあのポスター。宮崎まで天才・生頼範義展を見に行ってきた - エキレビ!(1/4)
何? 宮崎駿までが、この展覧会に馳せ参じたのか!
・・・・と思ったら、大間違いだった。
宮崎県っていうことか。
しかし、驚いたのは、やはりその部分。
>生頼氏は兵庫県で生まれた後、東京藝術大学への進学を機に東京へ移り住む。やがて雑誌の挿絵や広告イラストで本格的にイラストレーターとしての活動をはじめ、1973年には妻の郷里である宮崎県宮崎市に住まいを移し、2011年に脳梗塞を発症し療養生活に入るまでのおよそ50年間、アトリエにこもり続けてひたすら殺到する仕事をこなしていった。
地方在住イラストレーターというのは、有名な売れっ子作家には
存在しないと思ってた。
現在のデジタル・通信環境の完備された時代ではなかったはずで、
結局は出版社の集中する都下でなくては仕事にならない。
地方には細々と、地元の広告などに細かいカットを描く職人がいる程度。
・・・・だと思い込んでたので。
それが、1973年から宮崎在住で、高名なイラストレーターとして
高レベル作品を量産してたなんて・・・。
やはり「腕」が良ければ、そういった不利な地理条件など関係なく
当時でもガンガン依頼が来てたということか。
手間のかかる構図や彩色のイラストを量産してたわけだが
どれくらい早描きだったんだろう?
絵のレベル基準からすると、とんでもない早描きだったと思える。
さらには下品な話だが、一枚いくらだったのだろう。
いつの時代の貨幣基準を取るかによるが、例えば90年代として
本の表紙イラストだとして、30万~50万円くらいからなのかな。
余りに高いと出版の採算とれなくなるからね。
そんな値段でいいなら、個人で依頼して、イラスト作品を自分のものに
しておきたかったという人は多いのではないだろうか。
出版人脈のコネも含めての「値段」であって、その程度の金では
個人からの制作注文は受け付けなかったかもしれないが。
下記リンク埋め込みの「ムー」の表紙は嫌いなのだが、
大友克洋のコミックの表紙だとか、スターウォーズポスター原画などだと
現在価値としては、かなりな高額となりそうだ。
これまでに挿画を担当した本の冊数は1500点を超え、広告などに提供したイラストも含めると、その作品数は数千点にもおよぶという。その超人的な仕事ぶりは、