極端な例
いや、しかし面白い。
これ当人としては平常運転的にこうだったりするかもね。
ちゃんと岐路はあったようだが、乗り出して行った選択がよかった。
日本を捨て、東南アジアで働き始めた理由 働き方のリアル ベンチャー篇【24】サムライインターナショナル 森山たつを:PRESIDENT Online - プレジデント
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それで早速、一度、プノンペンに行ってみることにしたんです。現地に行くまでは全くのノープランだったんですけど、知人にカンボジア人の知り合いを紹介してもらって電話をかけてみたら、その人がたまたまバーを夜に営業していまして。起業体験みたいなことをしたいとカンボジアに来た目的を喋ったら、「うちは昼ならランチは空いているから、使っていいよ」とその場でとんとん拍子に話が決まったんですよ。
面白かったのは同じ日の夜にその店で飲んでいたとき、現地の日本人と話しながら「来年の2月か3月くらいには始めようかな」と言ったら、「カンボジアのスピード感からしたらそれは遅すぎるよ」と笑われたんです。僕もカチンときて、「それなら明日からやりますよ」と翌日の朝から野菜や肉を近所の市場に買いに行き、カレー粉はトップバリュで調達し 、実際にカレーを作ったんです。それからフェイスブックでカンボジア在住の日本人に向けて宣伝をしたら、30人くらいのお客さんが来ました。物を作って付加価値を付けて売るというのが商売の基本なら、意外にやってみれば簡単にできるんだな、と。その後、すぐに研修プログラムのカリキュラムを作り、現地で研修生にカンボジア生活の安全情報や現地マーケティングを教えてくる日系のビジネススクールCJCCと提携を結んでホームページで研修生を募集したんです。
僕はこの事業に起業家的な野心があるわけではなくて、面白いから始めたというのが本音です。自分が面白いと感じることしかやらない。面白くないことはたとえ儲かってもしない、とこの生活を始める頃に決めたからです。