不満大爆発な格差社会
>現代フランスを代表する知識人であるピエール・ロザンヴァロン教授は、マネジメントの教祖であるピーター・ドラッカーが「『トップセグゼクティブと一介の労働者の給与の比率は20対1を超えるものであってはならない』と主張していた」(アメリカの現状は350倍という調査結果もある)ことなどに触れた上で、次のように指摘している。
「人々がそこに格差があると痛感するのは、異なるルールが別の集団に適用されていると感じているときだ。彼らはダブルスタンダード、そして自分たちに有利なようにゲームを操作し、管理する人々に対して強い憤りを示す。……誰もが自己利益を重視した行動を取るようになり、最終的にパブリックマインドが損なわれる」
古典的名著『アメリカの民主政治』で知られるフランス人政治学者アレクシ・ド・トクヴィルは「社会にとっての利己主義は、金属にとってのサビのようなものだ」と喝破したそうだが、ロザンヴァロン教授の指摘は、利己主義が格差を拡大し、社会を蝕んでいくということだろう。
まったくもって正しい。その通りだと思うが、
このようなシステムの是正は当面なく、このまま続くように思える。
以前から言われてた予測される未来としての「ディストピア」にどんどん近づいてるようで、かなり怖いね。
起業すればというドリームにかけてる人に対しては、この著書を。